(自動車)保険は“あなた”と“家族”のまもり神!!


自動車事故があったのは、昨年のことでした。まさか自分が意識不明の重体になるような自動車事故を起こすとは夢にも思いませんでした。

それまでに多くの小さな事故(塀にぶつけたり、溝に落ちたり、踏切違反、追突があったり等)は多く経験し、小さな事故を多く経験すれば用心深くなるから小さな事故を多くすればするほど、大きな事故は起こさないと私は勝手に思い込んでいました。

ドライバー歴“ウン十年”の私から、そうした思い込みなど今回の事故は全て奪い、今回の事故で私の自尊心は木っ端みじんに砕けたように思われます。

大きな事故で目が覚めたときには“もうすべてが遅かった”ということもあります。ドライバー歴“ウン十年”の私の目が覚めたのは、このような感じです。

いや、こうした思いは私だけでなく、すべてのドライバーに共通した思いではないでしょうか。曰く“自分は絶対に大きな自動車事故は起こさない”、“人身事故のような大きな事故の起きる確率は非常に小さいのだから、自分がそうした事故に巻き込まれることは考えられない”云々。

確かにほとんどの人は大きな事故に遭遇することはないと断言できます。しかし、その中で不幸な人に自分は絶対にならないと、誰が断言できるのでしょうか。

そうです。あなたも、その不幸な人になる危険、可能性があります。

私はその不幸な人には絶対にならないと、たかをくくっていました。しかし、その私の思いは完全に覆ることになりました。

 今、改めて言いたいことは、「自動車保険」を本当に大切にして下さいということです。

 まだ日本では、ドライバーの約30%の人は自動車保険に未加入と言います。くれぐれも気をつけられてください。

 私が病院で暮らしているとき、様々なことが心配ごととして私の脳裏に浮かんできました。その一番の心配ごとは示談交渉のことでした。

 相手の被害状況は腰椎骨折、鎖骨骨折とのことであり、慰謝料請求金額として数百万、数千万が請求されるのではないかと思いました。

 そして、人身事故を起こしたことに対する賠償金額の額、免許取り消し等が心配事として心に浮かんでは消え浮かんでは消えしていました。

 また気になることとして、事故の過失割合はどうやって決まるのだろうか、ということでした。というのは、私は事故当時意識が無く、また記憶が飛んでいたため、事故の状況が全く分からない状況にあったためです。

 後日知ったことですが、過失割合は被害者の保険会社と加害者の保険会社が協議をして決めているとのことでした。

 保険会社から一通の書類が届きました。それは、私が単独で被害者と示談交渉をしないようにとの通達であり、そのための念書を取るものでした。私は何も分からず、念書に名前を書き、印鑑を押して返送しました。

 そして退院後、自賠責保険会社の聞き取り等がありましたが、保険会社との間に大きな問題はなく、私は特に警察、検察庁、裁判所への対応に注力することになります。

 そして検察庁から裁判所に起訴状が送られ、裁判所から罰金納付の命令が来て、罰金納付が終了したとき、この事故の全てが終わることになりました。

 私はすべてが終わった時、危惧したことはほとんど保険会社で処理されており、私が負担に感じたものはほとんどなかったことに驚きを感じました。

 今回の事故で分かったことは、任意保険加入の大切さです。これはいくら言っても言いすぎることはありません。

 保険の効用を以下に掲げます。

    保険の範囲

 1.自賠責保険

  1)障害:120万円以下

  2)死亡:3000万円以下

  3)後遺障害:4000万円以下

 2.任意保険

  1)被害者補償

   対人賠償(人)、対物賠償(車)有り、示談(相手保険会社と)有り

  2)加害者補償

   搭乗者傷害・人身傷害補償、車両保険、示談(相手保険会社と)有り

・・・示談交渉は基本、保険会社間で終了し、被害者・加害者が勝手に示談交渉をしないように念書を取られます。

示談による金額は被害者が認めれば、その金額を保険会社が支払うため、加害者の出費は基本的にありません。被害者・加害者が勝手に示談交渉をしないように念書をとるのは、保険会社が想定する以上の金額を被害者が加害者に示談で要求し、それに加害者が応じることによって保険会社に過大な負担を強いる場合があるためということです。

被害者補償はもとより、加害者補償もあり、被害者だけでなく加害者も基本的に病院費用などについても保険で処理されるために、出費はありません。

結論を言えば、私が今回の事故で払ったお金は裁判所に払った「罰金」だけであり、その他はすべて保険で済ますことができました。いや、できたというより、そういう仕組みになっており、保険に加入することによって事故が起きたその時の自己負担はほぼなくなります。

 私が保険について大切さを何故強調するかと言えば、検察庁から裁判所に起訴状が送られ、裁判所から罰金納付の命令が来て、罰金納付が終了したとき、この事故の全てが終わることになりますが、事故処理が終わったあと、数か月、病院に通うことがありました。その病院費用も全て保険会社からの支払いで済みました。私は、一銭も支払いを請求されてことはありません。

 そして更に、事故による後遺症があれば、そのための治療費も保険会社が負担すると連絡があり、私や家族への金銭的負担は一切なく、私が完治するまで、保険会社が負担をすることを知って、私は驚きと驚愕で心が震えるのを覚えています。

 私の“ミス”から招いた事故ですが、私の負担はなく、すべてを処理し、全ての金銭的負担をして下さった“保険会社”には、感謝をいくらしてもし過ぎることはありません。

 “保険”は、あなたの守り神であり、あなたとご家族を守り、救います。“保険”を大切になさって下さい。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です