二日酔い!!
皆さん、二日酔いでお困りではありませんか?
気分の良い時点でお酒を止めることができれば良いのですが、友人や上司に誘われるとついついその気になって深酒をして二日酔い!!なんてことはよくあるパターンではないかと思います。
一般に、お酒を飲んだことで血中アルコールがほとんど消えた翌朝になってもまだ残っている肉体的、精神的に不快な症状を二日酔いと言いますが、二日酔いはアルコールの飲みすぎによってアセトアルデヒドという物質が体内に過剰になる為に、吐き気、嘔吐、頭痛、胃痛、悪寒などの不快な症状が翌日まで持ち越される現象を言います。
アセトアルデヒドとは、アルコールが体内から排出される過程で作られる成分で、頭痛や吐き気、食欲不振、のどの渇きといった症状を引き起こす毒性を持っていますが、要は飲み過ぎによって多量のアセトアルデヒドが体内にたまり、肝臓が処理しきれなくなってアセトアルデヒド特有の吐き気、嘔吐、頭痛、胃痛、悪寒などの不快な症状が発症するということのようです。
問題はアセトアルデヒド蓄積による不快な症状よりも、翌朝まで酔いがつづくほどの深酒にあり、アルコール性急性胃炎や水分、ミネラルのバランスのくずれ、血液中の乳酸や尿酸が異常に増え、極端な場合には命に係わる場合もあるということが問題です。
ということで、二日酔いになるほどの深酒は極力控えるように努めることが必要です。
それでは、二日酔い、悪酔いを避ける方法、飲み方とはどんな方法があるのでしょうか。虫の良いことばかり考えてはいけないと思うのですが、また最近ではコロナで少なくなったとは思いますが、飲み会が多い場合には、どうしても虫の良いことを考えざるを得ません。
したがって、既に上述したようなことで、二日酔いの原因が分かっていますから、日常的に「肝臓機能の向上」を図る努力が必要になります。
- ネズミ実験によれば、2匹のラットに高タンパク質と低タンパク質のエサを与え続
け、3週間後にアルコールを飲ませた場合、高タンパク質を与え続けたラットの方がアルコール処理が早かったという実験結果があります。肝機能を高めるために、日常的に良質のタンパク質やビタミン・ミネラルなどをバランスよく摂る努力が必要のようです。具体的には、高タンパク質・低脂肪の食事を中心に納豆、おからなどの大豆製品や卵、カキ、アサリ、シジミなどを積極的に食べることが大切です。そして睡眠を十分に取り、体調をいつも整えておけば、日常的な飲酒の問題はほぼこれで解決できると思います。
そして、アルコールを飲む前に
- つき合い、その他で事前に深酒が予測される場合
前の日から睡眠を十分にとって、まず体調をととのえることが大切です。また飲む前に牛乳などを飲んでおくとアルコールの吸収が抑えられ、悪酔い、二日酔いに効き目があります。
また、肝機能を高めるために、肝機能を高めるサプリメントを事前に飲んでおくこともお奨めです。ウコンとマリアアザミが良いかと思います。
〇 マリアアザミ
〇 ウコン
また、ビタミンB1はアルコールの分解に役立ち、マグネシウムはビタミンB1の働きを助けます。しかし、B1、マグネシウムは飲酒後に大量に排出されますので、アルコール分解を促進させるためには、ビタミンB1とマグネシウムを補給する必要があります。
したがって、マルチビタミン(ビタミンB1・B2・B6・E)やミネラルのサプリメントをお奨めします。
〇 マルチビタミン
- 実際にお酒を飲むときに
では実際にお酒を飲む時には、何に注意すればよいのでしょうか。
チャンポンは悪酔いのもと?
チャンポン自体に原因はあるのではなく、お酒の種類が変わるとついつい飲みすぎて、アルコールの絶対量が多くなるので悪酔いにつながります。チャンポンする場合には、自制が必要です。
いずれにしても、アルコールを薄めるとアルコールの影響が弱まりますので、そのためには、水分補給が一番ということになります。また、アルコールには利尿作用があり、したがって飲酒は一種の脱水症状を引き起こすので、お茶やイオン飲料で水分補給することも大切です。
そして、飲む速度に注意しましょう。肝臓がお酒を分解できる速さには限界があるので、ゆっくり飲むことが大切です。
また、お酒を飲みながら、同時にビタミン類を補給しましょう。ビタミンB群はアルコールの分解に必要な補酵素ですが、水溶性なので体内から流出しがちです。またおつまみとしてゴマを使った料理やしいたけ、海苔、卵、小麦胚芽の入った物を摂ることをお勧めします。
〇 マリアアザミ
〇 ウコン
〇 マルチビタミン
皆さんが、良い、お酒ライフを楽しまれることをお祈りしています。