医食同源―食の力―


 皆さん、お元気ですか。日々の生活を満喫されていますか。私は満喫していますと言いたいところですが、実は軽いのですが“花粉症”、そして“結石”持ち、ついでに“ぎっくり腰”にかかりやすいという持病を持っています。

 日々の生活でこうした症状が出ないときには病気持ちという気持ちは全くないのですが、症状が出ると、途端にその憂鬱さを思い出します。

健康とは普段は気にもならないものですが、いざという時には本当に“大切だ”ということを思い出させてくれます。 こうした私ですから、数は少ないのですが健康に関する本を物色していましたが、そこで私は“食の力”を知る一冊の本に出会いました。

 それは古い本で、今から約50年ほど前の薄上秀男氏の「発酵肥料で健康菜園」(農文協)という本でした。従来から病気持ちの私は健康に興味があり、ある程度は食の重要性を理解していたはずなのですが、薄上氏の経験、告白を知り、私は本当に驚きました。

 それでは、薄上氏の経験、告白を一部ご紹介したいと思います。

 

 薄上氏は述べられます。

 『昭和46年、私は農業試験場でハウス栽培試験をするようになりました。ハウスの内と外では環境差が激しく、汗をかいた体で外へ出ると風邪を引きやすくなりますが、これを年中繰り返すことにより、私の五臓六腑が変調を来し、その生理機能を果たせなくなってきました。さらに悪いことに、ハウス内では年間を通じて化学肥料や農薬が何回も使われ、それが地表に集積し、作物はそれを吸収して葉から蒸散します。亜硝酸ガス、さらに農薬に含まれる重金属ガスなどがハウス内に充満し、これらを私は知らず知らずのうちに口や鼻から吸収し、やがてそれが私の弱った五臓六腑に蓄積し、農薬中毒症を伴った深刻なハウス病に発展しました。

 昭和48年、体全体に農薬中毒による赤い斑点が発生し、激しい頭痛とともに歯が上下とも浮き上がり、いっせいに抜けてきました。分解、解毒などの機能を持つ肝臓に負担がかかりすぎ、黄疸症状が現れ、回復の見込みのない肝不全、肝硬変となりました。病院では手の施しようがないハウス病と診断され、肝不全により解毒能力が低下したため、尿にタンパクが出て、余分な水を排出できなくなり、むくみ症状が発生しました。

 医者から“手の施しようがない”とサジを投げられたときは大変なショックで、そのとき、「人が病気になったときに直してくれるのは医者ではなく、自然治癒力である」と思うようになりました。』

 と薄上氏は述べておられます。

 医者に見放された薄上氏が辿られるその後の道は、食を如何に健康に相応しいものにするかの追及にあったといっても過言ではないと思われます。

 

 薄上氏は活動を開始されます。

 実家の母に相談して、ギンナン療法が良いと聞き、即、生のギンナンを蜂蜜とともにミキサーにかけて飲まれたそうです(ただし、ギンナン療法は体重に応じて数量を決める必要があり、量を誤ると命にかかわる場合があり、長く飲み続けるものではないとのことです)。

ギンナン療法の効果は抜群で、飲んで2~3時間すると尿がこれでもかというほどに出て、むくみは解消されていったそうです。

 その後は、本人が「腎機能が回復した」感じがしたためにドクダミに切り替えたところ、以前には効果があまりなかったと感じていたドクダミですが、今度ははっきりと効果が分かり、薬効は、同じ病気でも発症の原因と病気の程度でその効果に差があることが分かったそうです。

 薄上氏の回顧録になりますが、 薄上氏はこのように述べておられます。

 『私は医者から見放されましたが、自分の体で人体実験をするかのように薬草や民間療法で良いと言われるものを取り入れて来ました。その結果分かったことは、酵素やミネラル、核酸、ビタミンなどの生き物の代謝機能を司る栄養素の重要性でした。人間の健康のためには、カロリー、炭水化物、タンパク質、脂質など、エネルギー源になったり、身体そのものの素材となる栄養が必要なことは勿論ですが、生命を正常に維持していくためには、これらすべての細胞や臓器の生命活動を司る微量栄養素が極めて大切であることが分かりました。』

 薄上氏がたどり着かれた所は、「微量栄養素の重要性」でした。

 闘病生活で考えられたことは、「医食同源」という言葉であり、毎日の食事をどう摂ったらよいかということだったそうです。

 その結果薄上氏がたどり着かれた結論は、次の四つを基本にした、昔の日本食を守るということでした。

①    必要な栄養素を全て揃え、かつそれらを同時に一体的に摂ること

   ②   食材は農薬や合成保存料などを含まず、安全性の高い自然食品であること

  ③ 「身土不二」の考え方に従い、極力、地域の自然資源を利活用した旬のものを摂ること

  ④ 先祖代々培われてきた伝統食を利活用すること

そして、さらに以下の5つの食材群を組み合わせることが大切という結論に至ったそうです。。

1.主食はミネラル、繊維が豊富な玄米・胚芽米

2.タンパク質は大豆とその発酵食品で賄う

3.緑黄色野菜で抗菌化ビタミン、ミネラルを摂る

4.味噌などの発酵食品で酵素を賄う

5.ネギ類で解毒、新陳代謝を旺盛にする

 こうした食生活の改善によって、薄上氏は驚くほどの健康体になられたそうです。

 薄上氏はさらに言われます。

 『健全な栄養素が豊富に含まれた健康野菜を食してこそ、私たちも健康になることができます。その栄養素を作る最も力のある微生物の働き無しには、野菜も人間も健康を維持することはできません。微生物が死滅するような土では生命を維持できる食物は作れません。

 「微生物が繁殖しやすい土づくりー栄養豊富な野菜―人間」この循環が大切です。』

 薄上氏は、近代医学が見過ごしてきたものを体験を通して発見、理解してこられました。

 勿論、これは薄上氏の経験であり、必ずしも誰にも当てはまるものではないかもしれません。しかし、ここで注目しておかなくてはならないことは「食の力」であり、微生物によって健全に育てらえた食物を摂る時、「医食同源」が実現するということではないかと思っています。

 私は経済的になかなか理想の食生活になりませんが、気持ちだけでも薄上氏の経験にならって体に優しい「食物の選び方、食生活の実践」を心がけようと思っています。

 食の力は“偉大”です。

 

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