私の反省と教え A1


マザーテレサのことを皆さんはよくご存じのことと思います。でも私はよく知りませんでした。
 先日、私はインドの有名なカトリック教会の修道女であるマザーテレサのことを知る機会がありました。
 彼女は言っています。

 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 ここで彼女の言葉を詰めて言えば、自分の考え、思いが前向きで、明るく正しいものであるなら、将来自分の運命は正しく、明るいものになることが予想されるが、逆に自分の考え、思いがいつも後ろ向きで、暗く、人を不幸にするものだった場合、将来自分の運命もまた、暗く、悲しいものになることを予言させるものになっています。

 この言葉は私に多くの反省する材料を与えてくれます。私は瀕死の自動車事故を起こすまでは、私の思考を覆っていたものは、いつもお金、富、財産などの物質的豊かさを追求する、この世の物に執着することではなかったかと思います。
 この思いの行きつく先は、人の愛を知らない守銭奴、誰からも嫌われる高慢な人になる運命だったことと思います。

 スティーブ・ジョブズ氏は、多くの富を蓄えたのち死を迎えるに当たって必要なものは、「人から受けた愛、優しさ、そしてその思い出」であり、それは死を迎える自分が携えていくことのできる唯一のものですが、その他のこの世の富は携えていくことはできなものばかりだと言っています。

 私は死に直面して、携えてもっていけない物だけに執着し、そのまま人生を終えるところでした。今私は思いを変えつつあります。私の本当の思いを家族に向けること、そして朗らかな笑い声を聞くこと、これで少しは自分の運命を変えることができるでしょうか。そのためには家族を愛すること、多くの人を愛することが朗らかな笑い声を聞く方法かもしれません。
 勿論、富、お金は大切です。でも大切なものの順序を間違えてはいけないと思います。
 もう遅いかもしれません。しかし、これから新しい運命に向かって、思いを新たにして新しい運命を切り開いていきたいと思います。
 
 マザーテレサはいいます。
 ”愛の始まり”
『「どんな人にあっても、まずその人のなかにある、美しいものを見るようにしています。その人のなかで、いちばん素晴らしいものはなんだろう?そこから始めようとしております。そうしますと、かならず美しいところが見つかって、私はその人を愛することができるようになります。これが私の愛のはじまりです」

 平和も戦争も家庭から始まります。もし本当に世界平和を願っているなら、まず自分の家が互いに愛し合うことから始めていきましょう。もし、喜びを広げていきたいなら、まず、ひとつひとつの家族が喜びをもって生活することが必要なのです。
 
 病気にはそれぞれ特効薬があります。ところが愛されないが故の寂しさだけは薬では癒されません。貧しい人々が最も求めているのは、憐れみではなく愛なのです。世界で一番恐ろしい病気は、孤独です。最も悲惨な貧困とは孤独であり、愛されていないと感じることです。

 愛の反対は憎しみではなく、無関心です。世界で一番恐ろしい病気は”孤独”です。
 愛されることより愛することを。理解されることよりは理解することを
 私の恐れているものはただひとつ。お金です。お金への執着、金銭欲こそは、ユダをしてイエスを裏切らせる動機となったのです。』

 富への執着は、無関心を呼び起こし、世界で一番恐ろしい病気「孤独」をもたらすと、テレサの言葉から類推できます。

 私は孤独は嫌です。お金は大切です。でもそれ以上に多くの人と語り合いたい。命を拾った今は、これこそが人生と思っています。

 あなたは、どう思われますか。





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